自分が求めることと人が求めていること

 ヨガをされたことない人とお話しすると、絶対言われる言葉があります。
「私、身体硬いんです!」

実は、私も体が硬く、身体測定の前屈はプラス〜センチでした(笑)
床に手がついたことなんかなかった。
だから、気持ちがよく分かります。
ついつい身体硬い自慢しちゃうのも分かるw

でも、むしろ身体が硬い人こそヨガをして欲しい。
自分の身体の変化がダイレクトに分かる。
実は、ヨガは身体が硬い人ほど向いていると思うのです。
だから、私も向いている(笑)

人のことは分かるのに、自分のことになると分からなくなることがある。
私は、ヨガをお伝えしているけれど、それ以前に練習生であると思っています。
私が、練習や他の先生から学んだこと、経験したことからしかお伝え出来ないと思っています。
なので、ポーズの練習はほぼ毎日しています。

それでも出来ないアーサナは沢山ある、というか、出来るアーサナの方が少ないし、完成度も低い。
だから、ヨガシャラを作る時もすごーくすごーく悩みました。
私くらいのレベルでスタジオを持つなんて身の程知らずだなって。

今も、自信がない。
でも、自信なんてやらなきゃ一生できない。
経験していくうちに、この場合はこうすればいいとか、わからない時に勉強しなおしてその経験が自信につながる。
それは、知ってる。

そして、最近知ったこと。
みんな、私がすごいアーサナが出来ることにはそれほど興味がないということ(笑)
それよりも、来やすかったり、ヨガしてて楽しかったり、怖いこと言わないとか、ヨガと健康のワンポイントアドバイス(レッスン前後にします)とか
そういうことを求めている。

なーんだ。
と思いました。

だからって、練習はします。
それは私のヨガ。より、自分の身体に意識を持っていきたいから練習します。
でも、ヨガをお伝えする立場としては、上級のアーサナとりたくなっちゃうんです。
ついつい求めちゃうんです。かっこいいし。
インスタでかっこいいアーサナ見ると、羨ましいというより、「いやーん、かっこいい!」ってミーハーな気持ちになります。
嫉妬は全くありません。
気分は、ドラゴンボールの孫悟空の「おめぇ、すっげぇな」みたいな感じ。

でも、それを私に求められていないことを知りました。
ベクトルが違うということを教えて頂きました。
本当にありがとう。
気が楽になりました。

こうやってブレながら、真ん中に戻る。
これを繰り返していくんだな。