レッスンで行う呼吸について


 当スタジオでは、ヨガのアーサナ(ポーズ)よりも
呼吸がスムーズに行えているかを意識してくださいと声がけさせていただいています。

ねじりのアーサナなどとっている時は、自然と呼吸がしづらくなりますよね?
ヨガでは、あえて、普段と違うアーサナをとりながらそこを見つめていくことを目的にしているからです。

なので、その呼吸しづらい状況の中で呼吸に意識をおき、呼吸中心にポーズを取ろうと意識すること。

呼吸が難しいポーズの中でも、おだやかに呼吸をしようとする意識が大切になります。

これも時間がかかるのですが、いつのまにか日常生活の中でも呼吸を意識できる場面が増えてきます。
あー、緊張してるなと思ったら深呼吸をするとか。
片鼻呼吸をして、自律神経を整えるとか。

それを過度に期待せずに、長い目で待つ。
ヨガのアーサナの上達にも言えることです。

矛盾するのですが、私は「ヨガのアーサナをうまくできるようになりたい!」と息巻いている時は、
全然上手くできませんでした。

上手くなりたいという向上心はいいのですが、執着になり、エゴになり、
怪我をしたり、身体に負担をかけすぎてしまうんです。

「心を穏やかに保つために、自分と向き合うためにヨガのアーサナをしている」のに、
「アーサナが上手くなるためにヨガの練習をする」という、目的と手段が逆転してしまった時期がありました。

この経験もヨガ講師として、ヨガをお伝えする時に役に立ち、無駄なことはないなぁと思うのです。

次回は、私がレッスンで行なっているヨガの呼吸法について書きたいと思います。

ナマステ🙏

写真:昨日お花見に誘っていただき、夕方から夜にかけての桜の変化を見ることが出来ました。
           夕日に照らされた桜、夜ライトアップされた桜、どちらも風情があって綺麗です。
           写真は、買って良かったヨギーニ。呼吸について詳しく書いてあります。