他者と働く


 最近読んだ本「他者と働く」。
 経営学の本なのに、ヨガ哲学で学んだことがあって、大切なことって普遍的なんだなと感じたのでした。

 ヨガは「つなぐ」、「自分と他者は繋がっている」、ひいては「宇宙と自分は繋がっている」という考え方をします。
 それは、他者の中に「自分」を見出すこと。

 自分の枠組みに囚われていると相手の主張こそが「問題」に見える。
 私とあなたに「壁」があると思うから対立が生まれる。
 「壁」ではなく、「溝」。
 相手と自分の溝に気づき、溝の向こうを眺め、溝を渡り橋を設計し、溝に橋を架ける作業が対話のプロセスだと書いてあります。

 この、溝に気付くことも客観視しないと気付けません。
 ヨガは少し離れて自分を観ることを大切にします。
 それに瞑想が役に立ちます。

 これを読んでから、私は「他者の中の自分を見出す」ことを意識しています。
 これは、実は、以前、ケンハラクマ先生も仰っていたことでした。
 他の人の中にも自分と同じところがある。
 男性の中の女性性、女性の中の男性性とおっしゃっていました。

 私は、私もその人の側にいたら、そのように考えるのかもしれないなと意識的に考えるようにしました。
 だからといって、迎合したり、妥協したりするわけではないけれど、
 「私とあなたは違う‼️」というアプローチとは違うと感じます。

 娘・息子として、社会人として、管理職として、部下として、社長として、社長の奥さんとして、母として、父として、妻として、夫として、祖母として、祖父として、それぞれの立場とそれぞれが主人公として生きています。
 
 それを各々自覚して、やれることとやれないことを明確にし、最善を尽くす。

 そのお手伝いが出来たらいいなと思います。

 ナマステ🙏